ユーザビリティーの改善

このセクションでは、Silk Test17.5 に対して行われたユーザビリティーの改善点の一覧を提供します。

モバイル アプリケーションと Web アプリケーションの操作の記録の改善

Silk Test では、毎回操作を選択せずに、デフォルトの操作を記録できるようになりました。これにより、操作の記録がすばやく、かつ容易に行うことができます。Microsoft EdgeMozilla FirefoxGoogle ChromeApple Safari のモバイル アプリケーションまたは Web アプリケーションの操作を記録する場合は、操作の選択 ダイアログで毎回操作を選択する必要はありません。ただし、テキスト フィールドなどのデフォルトが不定なオブジェクトに対しては、操作の選択 ダイアログが開きます。また、オブジェクトを右クリックした場合も、操作の選択 ダイアログを開くことができます。

コントロールの存在確認を行うテスト ロジックの追加

アプリケーションの UI のワークフローのテストでは、常に存在するわけではない UI 要素がよくあります。たとえば、確認ボタンなど、特定の操作が実行されたときに、初回だけ表示される要素があります。Silk Test Workbench では、このような場合に、コントロールが存在するかしないかを判断してテストを実行できるようにするための判断ロジック、繰り返しロジック、検証ロジックが追加されました。

プロジェクトの複製

すべての資産を含むプロジェクトの特定の状態のベースラインを作成したり、保管したりするために、Silk Test Workbench でプロジェクトを複製できるようになりました。

ビジュアル テストのすべての画面の更新

特定のビジュアル テストが最後に実行されてから、テスト対象アプリケーションに大きな変更が加えられた場合、テストのすべての画面をアプリケーションから更新したい場合があります。Silk Test 17.5 を使用すると、結果ファイルを開き、テストのすべての画面を簡単に更新することができます。

リモート ロケーションの無効化

アプリケーションの選択 ダイアログに表示されるブラウザーやデバイスの数を減らすために、リモート ロケーションの編集 ダイアログでリモート ロケーションの有効化/無効化を切り替えられるようになりました。ロケーションを無効化すると、インストールされたブラウザーや接続されたデバイスは、アプリケーションの選択 ダイアログに表示されなくなります。

WPF での複数のアプリケーション ドメインのサポート

複数のアプリケーション ドメインを使って、セキュアな .NET WPF アプリケーションを設計、実装することができます。Silk Test Workbench では、複数のアプリケーション ドメインを使用した WPF アプリケーションのテストをサポートするようになりました。

特定の WPF クラスの無視

WPF コントロールに対して、短くて読みやすいロケーターを生成するために、Silk Test Workbench が無視するべき WPF クラスを、無視するクラスとして指定できるようになりました。

イメージの指定した位置のクリック

イメージ クリックを実行する際に、デフォルトでは Silk Test はイメージ資産の中央をクリックします。この動作は、常に最適な結果をもたらすわけではありません。Silk Test 17.5 を使用すると、イメージ資産 UI のクリックすべき正確な位置を指定できます。

モバイル テストと Web テストの実行結果の改善

モバイル テストと Web テストの実行に対して、Silk Test Workbench でのテスト結果の 要約 ページに、ブラウザー、モバイル デバイス、テスト対象ネイティブ モバイル アプリケーションなどの、追加情報が含まれるようになりました。