基本状態の変更

アプリケーションの基本状態とは、各テストの実行開始前にアプリケーションに想定される既知の安定した状態です。
  1. ビジュアル テストまたは VB .NET スクリプトを開きます。
  2. ビジュアル テストの場合は、タスク ペインで <<開始>> ステップをクリックします。
  3. プロパティ ペインで、アプリケーション構成 カテゴリに移動します。
  4. 変更するアプリケーション構成を選択します。
    • ビジュアル テストの場合は、変更するアプリケーション構成をクリックし、アプリケーション構成の編集 をクリックします。
    • VB .NET スクリプトの場合は、変更するアプリケーション構成をダブルクリックします。
    アプリケーション構成の編集 ダイアログ ボックスが開きます。
  5. 基本状態の実行 チェック ボックスをオンにし、アプリケーション構成で基本状態を使用します。
  6. デスクトップ アプリケーションのテストを行う場合は、実行可能ファイル フィールドに、テストするデスクトップ アプリケーションの実行可能ファイルの名前とファイルへのパスを入力します。 たとえば、電卓を指定する場合には、*\calc.exe と入力します。
  7. デスクトップ アプリケーションを使用している場合は、コマンド ライン引数 フィールドを使用して、基本状態によって起動されたアプリケーションに渡すコマンド ライン引数を指定します。
  8. テストするデスクトップ アプリケーションがディレクトリに依存する場合は、作業ディレクトリ テキスト ボックスにディレクトリを指定します。
    たとえば、Java アプリケーションを起動するバッチ ファイルを使用する場合には、バッチ ファイルは JAR ファイルを相対パスで参照することができます。この場合、正しく相対パスが処理されるように作業ディレクトリを指定します。
  9. デスクトップ アプリケーションをテストする場合は、ロケーター を編集してアプリケーションのメイン ウィンドウを指定します。 たとえば、ロケーターは、/Shell[@caption='Swt Test Application'] のようになります。
  10. Web サイトのテストを行う場合は、移動する URL テキスト ボックスに、テストする Web アプリケーションのアドレスを入力します。
  11. Web サイトのテストを、デフォルトのブラウザを変更して行う場合は、変更 をクリックして アプリケーションの選択 ダイアログ ボックスを開き、使用するブラウザを選択します。
  12. リモート ロケーション上の Web サイトのテストまたはモバイル ネイティブ アプリケーション(Mac に接続されているモバイル デバイスなど)を行う場合に、リモート ロケーションを変更する場合は、変更 をクリックして Select Application ダイアログ ボックスを開き、リモート ロケーションの編集 をクリックします。
  13. モバイル ネイティブ アプリケーションのテストを行う場合は、モバイル アプリ テキスト ボックスに、テストするモバイル アプリケーションの名前を入力します。
  14. タイムアウト を変更すると、基本状態が実行されたときにアプリケーションの準備ができ実行されるまで Silk Test Workbench が待機する時間(ミリ秒)を指定できます。 アプリケーションの準備が整っておらず、実行中でない場合に、タイムアウト時間が経過すると、プロセスはタイムアウトします。
  15. OK をクリックします。

アプリケーションが実行していない場合は、基本状態を実行することで開始されます。アプリケーションがすでに実行中の場合には、Silk Test Workbench によってアプリケーションの別のインスタンスは開始されません。

複数のアプリケーション構成がテストに含まれており、基本状態に関連付けられているオブジェクト以外のアプリケーションまたは Web ページを変更する場合は、基本状態をオフにすることができます。このことは、変更を記録したり再生したりするときに基本状態が使用されないこと意味します。 このため、アプリケーションまたは Web ページを起動するステップをテスト内に記録する必要があります。たとえば、Web ページをテストする場合は、テスト内で Internet Explorer を起動します。

注: 定義済みの基本状態を使って Web アプリケーションをテストするときに、ブラウザー アプリケーション構成を複数追加しないでください。