Silk4NET では、Web アプリケーション用に API 再生とネイティブ再生がサポートされています。アプリケーションでプラグインまたは AJAX を使用している場合は、ユーザーの入力そのものを使用します。アプリケーションでプラグインまたは AJAX を使用していない場合は、API 再生を使用することをお勧めします。
ネイティブ再生には以下のような利点があります。
- ネイティブ再生では、マウス ポインタを要素上に移動し、対応する要素を押すことによって、エージェントはユーザー入力をエミュレートします。この結果、再生はほとんどのアプリケーションで変更なしで動作します。
- ネイティブ再生では、Flash や Java アプレットなどのプラグイン、および AJAX を使用するアプリケーションをサポートしていますが、高レベルの API 記録はサポートしていません。
API 再生には以下のような利点があります。
- API 再生では、Web ページが onmouseover や onclick などの DOM イベントによって直接実行されます。
- API 再生を使用するスクリプトでは、ブラウザをフォアグラウンドで実行する必要はありません。
- API 再生を使用するスクリプトでは、要素をクリックする前に、要素が表示されるようにスクロールする必要はありません。
- 一般的に、高レベルのユーザー入力は再生中にポップアップ ウィンドウやユーザー対話の影響を受けないため、API スクリプトの信頼性は高くなります。
- API 再生は、ネイティブ再生よりも高速です。
API 再生とネイティブ再生の関数の違い
DomElement クラスには、API 再生とネイティブ再生に対して異なる関数が備えられています。
以下の表に、API 再生とネイティブ再生で使用する関数を示します。
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API 再生 |
ネイティブ再生 |
マウス操作 |
DomClick
DomDoubleClick
DomMouseMove
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Click
DoubleClick
MoveMouse
PressMouse
ReleaseMouse
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キーボード操作 |
使用不可
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TypeKeys
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特殊な関数 |
Select
SetText
など
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使用不可
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